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日本臨床毛髪学会

植毛の歴史を辿れば日本にその出発点があることがわかる。
1937年に奥田庄二という医師がパンチを使った植毛法を発表している。それは主に眉毛、頭部の瘢痕、口髭、女性の無毛症に対して植毛されたが、残念ながら男性の脱毛症に対しては行われていない。つまり当時の日本の医学では男性型の脱毛症は病気と見なされずに一種の生理現象とされ、治療の対象になかったのです.その後アメリカでOhrentreiehというドクターが1959年に男性型の脱毛症に対してパンチを使用した植毛法を行い大きなニュースとなった。
現在の植毛手術のメインは男性型脱毛症に対しての植毛になっている。著者は1970年(昭和46年)にOhrentreiehに準じたパンチ式植毛法を6名の外人男性に植毛し、形成外科学会で発表した。
1975年にアルゼンチンのジユリーがフラップによる脱毛症の修復法を発表して、世界的に植毛というものが注目を浴びる様になってきた。現在フラップ法はあまり行わなくなったが、パンチ式植毛の流れをくむマイクログラフト(1~4本毛単位の株による植毛)や1~3本のフォリクラーユニット(毛包単位による植毛)がメインになってきている。植毛の研究組織として1982年にアメリカでマサチユーセッツの形成外科医Richerd Websterアーカンソーの皮膚科医Bluford Stoughが中心になってSymposium形式のThe International Hair Replacement Surgeryが発足させた。これは1992年まで続いたが、1993年(平成6年)にアメリカの皮膚料医O’Tar Norwood等は毛髪を専門とする国際的な学術集会(International Hair Replacement Surgery)を発足させました。これに続いて日本でも毛髪の研究会を発足させる事になり、平山峻、稲葉益已、江崎哲堆が発起人になり、1994年9月に日本臨床毛髪医学研究会という名称で阿佐ヶ谷のホテル・アミタスで研究会が催されました。これに続いて本格的に学会形式で運営きれることになり、平成7年6月に第1回の研究集会が国際文化センターで開催されましたこの年にアメリカ、イタリアに於いても毛髪外科学会が発足しています。この会は、東末女子医大形成外科前教授平山峻を理事長として、初代会長を稲葉益巳が務めました。
学会の名称は第一回、第二回は、臨床毛喪医学研究会、第三回から第八回まで日本臨床毛髪外科学会、第九回からは日本臨床毛髪学会に改称された。これは外科以外に広く毛髪のリサーチ等も参加していただく方針から、この各称に変要されました。
ただ英語名は初回からJapan Society of Hair Restoration Surgery(JSHRS)という名称になっています。
なお1996年の第二回よりアジア臨床毛髪医学研究会を併設しています。
会は毎年、大体6月に行われています。

http://www.jschr.org/